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プロジェクト科目 滋賀大生学生生活調査

社会システム学科 教授 永田えり子
自分たちで仮説を立てて質問項目を作り、データをとり、入力し、それを分析するという一連の作業を行うことは、大変に興味深く、かつためになったという意見を多数得た。ある学生は、調査項目の組み立てに失敗したため、求めたような結果が得られなかったことを率直に反省しつつも、それ自体が勉強になったと述べた。また、仮説の重要性を知った、「データを見る目」が養われた、予想と異なる結果が考察の契機になった、個人情報を扱うため、データ管理の重要性がわかった、ワーディングにも細心の注意が必要だとわかった、調査を受ける側としての態度が身についた、大変だったが楽しかった、常識を検証する重要性を知った、達成感があった、知識が増えた、調査の流れを体験したことが貴重だった、などの意見が得られ、教育効果はきわめて大きかったと自負している。
 分析結果自体で興味深かったものは、「マナー班」のそれである。ポイ捨てはどのような学生が行うのかを分析したのみならず、マナー違反者にその自覚がないことを示した。素朴ながら、学内美化にとって有用な帰結といえるだろう。
 残る課題は、今回時間の制約のためほとんど行えなかった分析方法の呈示、分析後の意見交換である。
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