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本学部教職員の健康的・体力的研究

社会システム学科 教授 三神憲一
1.研究概要
近年実施された日常生活に関する世論調査の結果を見ると、自己が最も関心を持っている問題は何か。という質問に対して『自らの健康』と答えた人が圧倒的に多い。
人生80年時代を見据え、各企業も今後の重点対策として「従業員の健康づくり」が50%強とトップにあげられている。さらに企業側の業務努力として従業員の健康保持増進措置を計画・継続的に進めるべき規程がなされている。このような状況の中、大学という職場を対象とした教職員の健康・体力面に関する実態研究というものはあまりなされていない。本学部教職員の勤務状態というものを想定すると、教育・研究、また業務の多くを座位姿勢で従事しているため、身体運動不足からおこる様々な悪しき症状(肩こり・眼精疲労・腰痛・下半身のむくみ・冷え性・血行障害・肥満等)といった身体機能の低下とともに、人間関係・勤務時間などの問題から発生する精神面でのストレス要因が健康問題に直接・間接的に影響を及ぼしているものと考えられる。このような状況を予測し、本研究では本学部教職員の健康に対する意識(自らの健康は自らが守る)を漸進的に改善させていく第一段階として日常生活における生活習慣を把握し、健康・体力の実態を調査・分析し考察しようとするものである。

2.実施方法及び経過等
1.自己の生活習慣・身体能力に関する調査・測定は文部科学省が実施している年代別スポーツテスト項目を用いて行った。
2.精神面の健康状態を把握するためメンタルヘルス的手法を用いて調査・分析し検討を試みた。
3.測定期間はいずれも5~6月の2ヶ月、水・木の昼休みを利用して実施した。
4.本研究に積極的に参加していただいた被験者は、職員の方が多く、残念ながら教員の参加は諸事情により時間調整がうまくいかず、極めて少ない人数であった。
本研究による研究成果は平成19年度中に研究年報か彦根論叢に「本学部教職員の健康的・体力的研究(仮題)」で公表予定である。
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