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古代湖びわ湖を育む滋賀の森林生態系の保全とリスクファイナンス

経済学科 教授 久保 英也
2013.9.22
環境経済・政策学会の2013年次大会(神戸大学)にて田中勝也准教授が 「滋賀県における森林分断化とその決定要因」を報告
2014.3.17
環境保険、証券化の外資系保険ブローカーのガイカーペンター社(東京)に対し、琵琶湖の生態系のリスクファイナンスについて、久保英也リスク研究センター長が報告。

琵琶湖の生態系価値を約10キロメートル四方のメッシュごとに評価することにめどを付けた。多賀町の森林簿の原典を丁寧にデータに落とし、最適化手法によりその価値を評価している。この取り組みに前例はなく、滋賀県環境政策課の全面協力を取り付け、研究を進めている。
地味な作業ではあるがこの作業を2014年度6月には終え、その価値を脅かす環境要因(たとえば、伊吹山系の降雪量や琵琶湖の水温、林業の衰退、原発事故など)のリスクに対し個別に対応するリスクファイナンスの手法を提言する予定である。
森林生態系の計量的価値評価とその価値を毀損するリスクへの対応を金融スキームで行うところにこの研究の付加価値があると考える。
 


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