経済学部

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近江商人山中兵右衛門家の企業活動の分析-特に地域経済との関連で-

経済学科 教授 筒井  正夫

 本研究は、すでに数年にわたって、本学部の宇佐美教授や青柳准教授、 さらに横浜国立大学名誉教授松元宏氏等と、文科省の科学研究費等の支援を得て継続して 行ってきた共同研究「近江商人山中兵右衛門家の経済史的研究」の一部で、 筒井の担当する研究部門である。今回は、陵水学術後援会の支援を受けて、 7月・8月の2回にわたり、集中的に山中家の御殿場本店関係の史料が収蔵保管されている 御殿場市立図書館に調査に行き、特に山中家が明治中後期御殿場地域において どのような商業活動を行っていたのか、また本家のある日野地方でいかなる起業活動を行い、 投資や金融活動を展開していたのかを研究した。具体的には、御殿場地域での本店の投資活動や 貸金事業、またこうした活動についての本家と本店との交信や資金上のやり取り等について、 史料の解読と整理を行い、その実態を解明できたことが、今回の研究成果といえよう。
  結果発表
  1.結果発表の時期:今年度末期
  2.結果発表の方法近江商人山中兵右衛門家の共同研究を専門書として刊行する予定。
そのなかの1つの章として、今回の研究成果を発表する。


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