経済学部

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20世紀前期日本の実学実業青年をめぐる修学と就職の連繁の実証研究

社会システム学科 教授 阿部 安成

 本学術調査・研究については、申請時の2019年12月9日時点ではまるで想定し得なかった感染症蔓延情況により(2020年4月7日付改正新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第1項の規定にもとづく「緊急事態宣言」など)、2020年度には予定していた調査のほとんどを実施することができなかった。
 そこで可能なかぎり当初の研究計画を進めるために、1.彦根高等商業学校にかんする新聞報道調査の補充、拡充をおこなったり、2.これまでの高等商業学校史研究にかかわる動向を検討したりするなどした。

  1. については、国立国会図書館関西館、京都府立図書館、滋賀県立図書館で新聞閲覧-調査を実施し、その成果としての新聞記事索引を作成中である。
  2. については、研究協力者などによる、高等商業学校に関連するディスカッションの成果として、阿部、今井綾乃、坂野鉄也(共著)「帝国日本の官立高等商業学校を考える参照項:近年の研究動向をふまえて」(上)(『彦根論叢』第425号2020年10月、p.62-76、今井執筆分)を発表した(なお、同稿(中)として、坂野執筆による稿を公開済み:『彦根論叢』第426号、2021年1月、p.36-42)。
 上記のとおり不測の事態ゆえに、本調査・研究の年度繰り越し実施が可能となったので、予定していた調査を可能なかぎり実施したうえで、諸目録の作成と公開などを2021年度中に進め、その成果をWorking Paper Series(滋賀大学経済学部)などにおいて同年度中に発表する予定である。


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