報 告 者 : 小野文生(同志社大学准教授)
報告論題: 鶴見俊輔のプラグマティズム思想とユートピアとしての漫画的精神
論題要旨: 戦後を代表する知識人・思想家の鶴見俊輔は、アメリカのプラグマティズム哲学を日本に紹介し、「ベトナムに平和を!市民連合」や「声なき声の会」など個人のネットワークを起点とした新しい市民運動の担い手として知られていますが、同時に、いち早く漫画の価値を認め、正面から漫画研究をおこなった人物でもありました。戦争、知識人批判、日常性にもとづく市民の倫理など、その漫画研究から浮かび上がる視点を手がかりに、鶴見が描いた市民社会のユートピア像がどのようなものであったのか、その一端をお話ししてみたいと思います。
日 時: 2月21日(木)16:00~17:30
場 所: 総合研究棟〈士魂商才館〉1階 研究工房
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