日時 2019年3月19日(予定)
場所 滋賀県長浜市西浅井町菅浦
内容
滋賀県内で52年ぶりに国宝指定された菅浦文書(所有者: 須賀神社、滋賀大学経済学部附属史料館寄託)を伝えた奥琵琶湖の湖岸集落菅浦を訪ね、日本の自治の歴史について学びます。菅浦文書は、中世から近代にかけての集落構造や共同体のあり方を明らかにした稀有な文化財として日本史研究上名高く、そして、この菅浦文書を守り伝えた地区である菅浦は、いまなおその集落構造を大きくは変化させずにいながら、自治の歴史を根強く継承させています。本スタディツアーでは、専任教員による中世史・近世史の解説を受けながら、現代の菅浦の生活空間を実地として触れることで、民衆の間で形成されたその自治空間がいかに維持・変容したのかを考察し、現代における自治・公共的なるものについての理解を深めます。