施設

TOP地域連携教育推進センタープロジェクト科目プロジェクト科目2021 ≫ 授業レポート SDGsプロジェクト秋「マルシェ企画 持続可能な社会づくりをテーマに」

授業レポート SDGsプロジェクト秋「マルシェ企画 持続可能な社会づくりをテーマに」

SDGs 頭だけでなく、手を使い体を動かして理解していく

SDGsを理解し、SDGsやサステナビリティについて学び、学生が自分ごととして考え、実践することを通じて、社会のなかの自分のあり方を考えたり、アントレプレナーシップを涵養する目的で開講しました。履修学生は5名。

春学期に続き、今学期もアドバイザーとしてエシカルコンシェルジュの風かおるさんを迎え、SDGs、サステナビリティ、エシカルについて学び、学生自らのやりたいことを企画立案してもらい、「規格外食品や野菜を焼いて食べる七輪カフェ」、「食堂の廃油などを使ったアロマキャンドルの制作」、「不要になった衣類の譲渡会・サステナクローゼット」、「昆虫食を試食する未来のスーパーフード・クリケット」の4つのプロジェクトが決定しました。各プロジェクトでは、学内での調整、学外の地域の人との折衝を重ね、本学サステナウィーク2021内のプログラム「サステナマルシェ」として11月25日(木)に実現することができました。

IMG_20211125_125145482.jpg

アロマキャンドルプロジェクト


IMG_20211125_122301241.jpg

七輪を囲んで、焼き上がりを待つ。この時間に意味がある。

七輪.jpeg


IMG_20211125_115243816.jpg

せんべいに混じっているコオロギは美味しいそうです。

IMG_20211125_130355712.jpg


IMG_20211125_113641102.jpg

提供された服は女性ものが多い。


IMG_20211125_115650943.jpg

もらってくれる人は男性が多い!

授業の当初、単に「楽しそう」とか「自分が衣類の処分に困っているから」といった理由からスタートした学生たちでしたが、自分たちで行動し、想定よりたくさんの衣類が集まったり、譲渡会でもらってくれる人の笑顔や言葉がけといった反応に影響されるなどして、少しずつ活動への意欲も、SDGsへの理解も深まったいったようです。

サステナクローゼットのグループは、譲渡会後に残った衣類について廃棄処分にするのではなくリユース事業者に販売、最終的には衣類を活用するNPO法人で活用してもらいました。リユース事業者への販売で生じたお金は、彦根市社会福祉協議会の善意銀行に寄付し、地域福祉に役立ててもらいました。


IMG_20211217_112428531.jpg

善意銀行に寄付をするサステナクローゼットのメンバー

SDGsや持続可能な社会づくりのテーマは、大事なことだからとか、地球環境を維持するためといった大きな目的や理念から活動することも良いですが、今回の学生たちのように、自分の「楽しさ」の追及や、「不便さ」の解消から、とにかく何か活動してみる。そのプロセスや結果から理解を深めたり、広げたりしていくこともありだと思います。「知り」「考え」「伝える」というプロセスを大事に、手を動かし体を使いカタチを作っていくことを、これからの授業や学外活動でも継続していきたいと考えています。


IMG_20211202_121143740.jpg

・・・・・・・・・・・・・

お問合せ:地域連携教育推進室 0749-27-1348