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働き方探求プロジェクト2018年秋「密着!探求!彦根の中小企業」

このプロジェクト科目は、地域実践型PBL(企業や地域の課題解決をテーマにした学び)の授業の一つとして、彦根商工会議所と連携したプログラムです。春学期の「経営者と語り尽くす」プロジェクト科目を一歩進め、地域経済を担う彦根地域の中小企業の経営者や従業員に密着し、事業経営や働き方についてディスカッションをしたり、事業所見学したりすることで、企業の魅力や課題を深掘りし、学生目線の提案を行うプロジェクトです。授業では、市内企業6社が参加し、座学として履修学生20名と机を並べ、柴田淳郎准教授から「日本企業の経営と若年労働者の採用課題について」、入江特任准教授から「最新の採用活動事情などについて」の講義を受けました。その後、学生が6グループに分かれ企業の担当者からの企業の説明を受けたり、実際に企業見学を行い、企業理解を深めるとともに、その企業で取り組むテーマを決定しました。

テーマに対し実際に従業員にヒアリングをしたり、大学生へのアンケート調査を行うなどして、学生からの提案をまとめあげ、1月22日に彦根商工会議所で開催された成果報告会で、参加企業6社に対し報告しました。

学生が取り組んだテーマは次の通りです。

・「プロモーション戦略で次のステージへ」(株式会社昭和バルブ製作所)

・「人口減少に対する滋賀中央信用金庫の対策」(滋賀中央信用金庫)

・「大学生を引き込む魅力的なパンフレット」(廣瀬バルブ工業株式会社)

・「私たちが考えた千成亭の問題点とその解決案」(株式会社千成亭)

・「採用競争力の強化・地方中小企業における人材課題」(ユニバーサル製缶株式会社滋賀工場)

 取り組んだ学生からは、「グループワーク、企業への訪問など様々な活動の中で自分たちで考え提案することは難しくとてもいい経験になりました。学生からの発信ができることは他の講義と違い面白い点であったと思います。また、大枠だけ決めて、それ以外は企業と学生に任せている点も良かったと思います。学生が研究したいこと、企業が調査してほしいことをグループで考え、様々な調査方法や提案の仕方などそれぞれのグループの特色が出て発表会でも面白いと感じました。僕たちのグループにはない考えを聞けて勉強にもなったし、吸収もできたのでよかった」、「企業にお邪魔して企業の方とあんな近くで接することがないので、貴重な経験ができた。チームのメンバーと共に課題に向かって取り組んで一つのものを完成させるという達成感のようなものを味わえた。最後のプレゼンまでに様々な試行錯誤をし、とても勉強になった」などの感想がありました。

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