「彦根近隣の企業・団体の課題解決型中期インターンシップ」
このプロジェクト科目は、学生の長期休暇に、企業や地域団体の課題にしっかりと関わって課題解決を目指す取り組みです。この夏季プログラムでは、株式会社千成亭、株式会社まっせ、夢京橋商店街振興組合、社会福祉法人彦根市社会福祉協議会の4社に協力をいただき、1年生5名、2年生3名、3年生1名の合計9名が活動しました。
プログラムのねらいは、企業や地域・団体の実際の課題(テーマ)への取り組みを通じて、経営者・社員の方の姿から働くことについて学び、将来の進路選択に活かすこと、プロジェクトの成果を意識し、学生・企業ともに利点のある活動とすること、その結果として主体性・コミュニケーション力・粘り強さなどの能力を磨くことです。
学生は2~3名のグループで取り組みました。8月9日に受け入れ企業等の方に来学いただき会社紹介のプレゼンを聞いた後にマッチングを行いました。8月10日の事前学習会では、このプロジェクトで意識してほしい社会人基礎力についての説明と目標設定を行いました。実習期間は8月17日〜9月27日で、9月28日には受け入れ企業の方にも参加していただき、成果発表会を行いました。
学生が取り組んだテーマは次の通りです。
1)若者目線の会社紹介リーフレット制作(株式会社千成亭)
2)近江八幡をめぐるツアーの企画(株式会社まっせ)
3)持続可能なフードバンクのビジネスモデル検討(社会福祉法人彦根市社会福祉協議会)
4)戦国武将で商店街のパワースポットづくり(夢京橋商店街振興組合)
企業が準備したインターンシッププログラムをただ単に行うのではなく、正解のない課題解決にチャレンジするこの取り組みでは、ニーズ把握や仮説検証を繰り返し行う必要があります。学生らは異世代とのコミュニケーション能力や粘り強く考え行動する能力が大いに鍛えられたと思います。