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地域共生論

教養教育科目として春学期に開講しました。本授業では地域の経済活動と市民活動に力点を置いて実施し、理論と実践を学んでいくことで、滋賀大学経済学部が立地する彦根市や長浜市、ひいては滋賀県という地域の価値について学ぶと共に、これらの地域が今後いかにあるべきかについて考えることをねらいとしました。オムニバス形式で15回の講義で、地域の経済活動は柴田淳郎先生を中心に経済学部の先生に担当いただき、市民活動は柴田雅美を中心に、彦根市社会福祉協議会にもゲスト講義をしていただきました。

授業を通じて、学生からは次のような意見が多く聞かれました。「地域共生論では彦根を中心に滋賀の様々な地域の伝統や地域活動について学んだ。今後もっと積極的に地元滋賀のことについて学んでいきたいと思う。そしてボランティアなどを通してさらに貢献していきたい」、「私自身、大学を出たら東京で働きたいと考えていたのですが、講義を通して、地元地域に再度目を向けるきっかけになりました。都会だからいいとか、田舎だからダメということは全くなく、地域ごとに違った素晴らしさがあることを学べて、すごくためになりました」。また、実際に地域連携教育推進室に地域とのつながりを求めて来室する学生が増えました。

550人超の履修学生に対するオムニバスの講義で、一方通行になりがちだった点が課題として残ります。また成績評価についても過大な負担になり評価の方法を検討する必要があります。