このプロジェクト科目は、地域実践型PBL学習を通じて、彦根における高齢者の暮らしの課題に対する支援と理解を深めると共に、学生という若者の視点を活かし、高齢者の福祉政策をまちづくりに結びつけていくための政策提案・戦略提案を実施することを目的として実施しました。高齢者に対する福祉政策や支援策の理解を深めるために、彦根市社会福祉協議会の担当者から講義をしてもらい、地域の老人会を中心に地域の方からの聞き取り、意見交換をグループごとに行いました。その結果をもとに、彦根のまちづくりとして、高齢者の福祉政策や支援策が展開していくために必要とされる政策提案や戦略提案を作成しました。その提案は社会福祉協議会や自治会、まちづくり関係者との共催による報告会にて発表し、意見交換をしました。
提案は、古くからの居住者と新しい転入者のコミュニティの違いにフォーカスしたものや、高齢者の移動手段の課題、元気で活発な高齢者の現状分析など、具体的な提案事項が発表されました。