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プロジェクト型インターンシップ2016夏 観光ビジネスのプロモーション映像制作プロジェクトー報告

このプロジェクトは、学生の長期休暇に、企業や地域の課題にしっかりと関わって課題解決を目指す取り組みです。この夏季休暇では、観光ビジネス(ホテル・旅館業)のプロモーション映像の制作に取り組む中期インターンシッププログラムとして実施しました。公益社団法人彦根観光協会宿泊部会の協力を得て市内のホテル・旅館6社で、1年生10名、2年生1名、4年生2名の合計13名が活動しました。


プログラムのねらいは、映像制作を通じて、観光ビジネスについて理解を深めること、経営者・社員の方の姿から学び将来の進路選択に活かすこと、プロジェクトの成果を意識し、学生・企業ともに利点のある活動とすること、その結果として主体性・コミュニケーション力・粘り強さなどの能力を磨くことです。


学生は2~3名のグループで取り組ます。8月18日に実際に受け入れ企業の方に来学いただき会社紹介のプレゼンを聞いた後にマッチングを行いました。8月23日の事前学習会では、このプロジェクトで意識してほしい社会人基礎力についての説明と映像制作のイロハを学びました。インターンシップ期間は8月24日〜9月28日で、この期間に企画と取材、撮影、編集を重ね制作しました。9月29日には受け入れ企業の方にも参加していただき、成果発表会を行いました。


今回は受け入れ企業のニーズを取り入れたプロモーション映像の制作がテーマでした。そのテーマを実現するために、まずは担当する企業を深く知り、ニーズを汲み取る必要がありました。また映像制作は映像全体の展開を考え、必要な場面、登場人物、ナレーション、音楽も決めていかなければなりません。これらの過程を通じて、企業とコミュニケーションすること、納得できるまで粘り強くやる切る能力が大いに鍛えられたと思います。


成果発表会では、受け入れ企業の方から「地産地消の映像がわかりやすかった」「ターゲットにあった映像になっていた。彦根に来てから旅館への流れがわかりやすかった」「企業と大学・学生の双方にメリットあるコンテンツという視点は必要で有効なもの」などの意見がありました。


履修した学生からは「経験を活かして自分の考えやアイデアを生み出せるようにしたい」「妥協していては良いものが生まれないので、自分ができる最大限を出せるようにしたい」「粘り強く課題に取り組めたが、仕事を分配するスキルや気持ちにゆとりを持つなどのストレスコントロールについて勉強したいと思った」などの感想を得ました。長期休暇を使った中期インターンシップは、対象やテーマに向き合い没頭することが大切です。その過程こそが、自分自身にも向き合うことができる好機で、大きな成長につながると思います。


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