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働き方探求プロジェクト2016春 身近な社会的課題の解決を目指すワークショッププロデュースー報告

このプロジェクトは、地域実践型PBL(企業や地域の課題解決をテーマにした学び)の授業の一つとして、彦根市少年センター、彦根市福祉保健部、市内小中学校の協力を得て実施しました。子どもや若者の抱える課題について学び、実際に行政や教育機関にて、子どもや若者の支援に関わった後、これらの課題をテーマにしたワークショップの企画から告知・集客、運営を行いました。


授業のねらいは、主体性、コミュニケーション能力・プレゼン能力の向上、異世代の多様な人との交流による複眼的思考の体得です。授業には1年生から4年生まで22名の学生が履修し、授業前半は座学と実習、中後半は実習を続けながら、感じた課題を解決するためのワークショップを学生自身で企画し、実施しました。 


座学では、彦根市福祉保健部さんから子どもの虐待や孤立している子どもの現状を学び、彦根市少年センター「あすくる彦根」さんからは、非社会的な子どもを中心とした支援の取り組みと最近の子どもの状況について学びました。実習では、彦根市少年センター「あすくる彦根」と市立西中学校・平田小学校において、実際に子どもたちと接し、サポートを体験しました。 
学生は実習から得たそれぞれの経験を通して感じた課題を持ち寄り、グループにわかれワークショップを企画しました。学生が企画したワークショップは7月17日にイノベーションオフィス納屋七を会場に実施しました。学生が実施したワークショップは次の通りです。


1.子どもを持つ親向けのガイダンスー子どもの現状を知るために
2.わくわくどきどき実験教室
3.思春期の子育てをみんなで考えよう
4.留学生と英語でカルタ


それぞれがチラシを作り、小中学校などで告知し、集客をしました。当日も、グループ自らが司会進行を行いました。


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このプロジェクトを通じて、子ども・若者を取り巻く課題を自分ごととして捉えることができ、そのために自分なら何が出来るのかを考え実践できたと思います。ワークショップ自体には、準備不足や集客の苦戦など多くの不備もありましたが、学生たちはその場その場で対応することができ、いい場作りができたと思います。