施設

TOP地域連携教育推進センタープロジェクト科目プロジェクト科目2016 ≫ 社風発見インターンシップ2016春-報告

社風発見インターンシップ2016春-報告

このプロジェクト科目は、文部科学省の産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業の成果を継承した滋京奈地域人材育成協議会が主催するインターンシップ事業に対応して実施したものです。


滋賀・京都・奈良の中小企業を対象に、滋賀・京都・奈良の11大学の1,2年生が参加しました。本学からは7名が履修し、滋賀・京都・奈良の中小企業で活動しました。このインターンシップは、インターンに初めてチャレンジする学生を想定し、中小企業経営者や社員へのインタビューと職場体験を通じて中小企業の特徴や社風を観察し学び取ることを目的に設計されたプログラムになっています。 11大学合同の事前学習会を2回行いました。


12月3日には社会人マナーや企業研究方法を学んだ後、会社説明会シミュレーションを実施しました。受け入れ企業らがブース形式に並ぶなか、就職活動の会社説明会さながらに学生はブースをまわり会社説明を受けました。2回めは12月10日に実施し、会社経営者による講演を聞いた後、このインターンシップで大事な要素となる「社風発見」について、自身の活動企業と他学生の活動企業との比較ポイントを見つけるグループワークを行いました。その後、企業への事前訪問を経て、2月13日〜24日の期間に3日から5日のインターンシップ活動を行いました。2月25日には事後学習として、自身の経験と他学生の経験を持ち寄り、社風の比較をまとめ発表しました。


社風発見インターンシップは滋賀・京都・奈良という府県をまたいだ実施であるため、学生の居住にあわせた活動場所が提供できることが一つの利点です。また事前・事後学習では学生が一同に集まりしっかりと時間をかけて行うところも心構えができると同時に、他大学の学生との交流機会となり、互いに刺激を得られる好機になっています。


地域連携教育推進室では、プロジェクト型インターンシップと社風発見インターンシップに取り組んでいますが、プロジェクト型と比べて社風発見インターンシップは取り組むテーマや期間の短さなど比較的取り組みやすいため、入門編として位置づけることができます。大学外で経験できる学びとして、学生の意欲やスキルに合わせてインターンシップの選択肢が多いことは望ましいと思います。


一方でインターンシップが多様化しており、企業が独自に行う公募型インターンシップも増えています。学内だけでも就職先や業界を意識したインターンシップ、プロジェクト型、社風発見に加え、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の中期インターンシップも実施されます。それぞれの有効なプログラムを学生が自身のステージにあわせて選択できるような情報の整理と提供をしていきたいと思います。


企業説明会シュミレーション