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社風発見インターンシップ2015年夏・早春-報告

このプロジェクト科目は,産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業のテーマBとして,滋京奈地域における産学連携インターンシップ等による人材育成事業として実施しました.滋賀・京都・奈良の中小企業を対象に,真夏篇は2,3年生が対象,早春篇は1,2年生が対象で,滋賀・京都・奈良の11大学の学生らがグループになり取り組みました.本学からはそれぞれ8名の合計16名が履修し,滋賀・京都の中小企業で活動しました.このインターンシップは,早春篇がインターンに初チャレンジすることを前提に中小企業経営者や社員へのインタビューと職場体験を通じて中小企業の特徴や社風を観察し学び取ることを目的に設計され,真夏篇は就職活動に向け内容・期間とも一歩深めたプログラムになっています.

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11大学合同の事前学習会を2回,事後学習会を1回行います.学生にとっては,心構えができると同時に,他大学の学生との交流機会となり,互いに刺激を得られる好機になりました.

1年生,2年生から3年生へとステップアップできるインターンシップとして設計されている点は取り組みやすいプログラムになりました.プロジェクト型インターンシップはチャレンジングなインターンシップですが,それに比べて社風発見インターンシップは取り組むハードルが低いため,入門編として位置づけることができます.大学外で経験できる学びとして,学生の意欲やスキルに合わせてインターンシップの選択肢が多いことは望ましいと思います.

課題は多様化するインターンシップへの対応にあります.学内のインターンシップを考えても,2,3年生を対象とした職業体験型インターンシップ,プロジェクト型,社風発見が平行して実施され,海外インターンシップはサークルを中心に展開されています.ここに,さらに今全国的に導入が進められている中・長期インターンシップに取り組むとなれば,学生に対しての情報の整理が必要になり,受入れ企業側も混乱を招くかもしれないと懸念をしています.本学のインターンシップとして一元的に取りまとめる機能が必要な時期かもしれません.