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働き方探求プロジェクト2015秋 地域活性化プロジェクト―外国人観光客の集客を考える-報告

このプロジェクトは,インバウンドによる地域活性化の一つとして,外国人観光客の集客につながる彦根の魅力発信に挑戦し,地域活性化に寄与することを目標にしました.プログラムのねらいは,映像作品の制作を通じた企画立案・プレゼンなど学習内容の実践.自主性,コミュニケーション能力の育成,多様な社会人との交流による複眼的思考の体得です.

授業は16名が履修しました.公益社団法人彦根観光協会や映画で彦根を盛り上げる会の協力を得て,彦根の観光事情やインバウンドの現状,映画と彦根をテーマに講義を受けたあと,中塚智子非常勤講師の指導で,iPadを使用した撮影と映像編集の基礎,撮影計画の立案等,著作権や映像倫理を学び,映像制作に取り組みました.

映像は1,2分の短編映像で外国人観光客を彦根に呼び込むことを目的に,大学生が伝えたい彦根の魅力を伝える映像で一人一作品を制作しました.

彦根の銭湯をテーマにした作品や湖東焼き体験を撮影したもの,自転車で紹介する彦根などバラティあふれる16作品が完成しました.教育学部でも大津市のインバウンド促進ムービーの制作に取り組んでいたことから,経済学部・教育学部合同の完成発表会を行い,彦根の観光事業者らに鑑賞していただきました.

大学生はスマートホンユーザーが大半であり,iPadによる撮影・編集はスムーズでした.しかし今回は週1回という通常授業での映像制作であったため,制作への集中度が散漫になる学生も目立ちました.また撮影対象が自由であったことから,かえって学生の企画立案が難しくなっていたようです.自由を苦手とする学生が多いのですが,全く自由に自分で考えられる訓練も必要なのではと思います.