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映像表現入門 2013 - 報告

映像表現入門では、15回の講義のうち、前半グループワーク、後半を個人制作とし、学生は二つの映像作品を制作しました。

このプロジェクト科目では、学生の自由な発想を映像によって表現することを目標とし、制作を通して物事を多面的に捉える力、人に伝わる作品を制作するためにはどのような工夫がいるのかといった考察力を鍛えることを目的としています。

講義内容は、撮影基本操作、構成表の作成方法、編集の基本操作、書き出し設定・アップロード方法の順で進めました。グループワークでは、4~5人程度に分かれ、それぞれが出した「自分を表すキーワード」を繋げオリジナルのストーリーを作成し、それを元に制作をしました。これは、キーワードについて話し合うことでグループ内でのコミュニケーションを円滑にすると共に、点と点をどのように結んでいくかという過程で想像性を養うことを目的としたものです。また、前回から引き続き受講する学生が多数いるため、グループ内で教えあうことで学生間の技術力のバラつきを揃えることができました。

個人制作では、現在自分が何に興味を持ち、何に問題を感じているかを学生自身に問いかけさせました。自分のルーツを探る、幼い頃から現在までの自分の成長過程を追う作品や、全く良い所が見当たらない、しかしどこかにあるはずの自分の地元の良さを探った作品、あるいは、もし自分の命があと一日だったらと仮定して自分の人生を振り返る作品や、唯一食べられない銀杏を克服するためご家族の協力の元あらゆる調理を試し、試食した結果全く克服できなかった作品等、学生たちそれぞれが抱くとても純粋な疑問や、思いを映像表現に落とし込んだ良作が多く生まれました。

またグループワーク・個人制作共に「構成表の発表及び制作計画」「撮影の中間発表」「編集の中間発表」「合評」と4回に渡り学生に発表の場を設けました。その様子を撮影し映像をsuccess上にアップロード、学生に視聴させ、自身のプレゼンテーション力の向上とフィードバックに役立てました。

eizo 「撮影の中間発表」の様子

制作物は学生自身がsuccess上にアップロードし、合評時にはスクリーンを通して大画面で視聴しました。また3月には地域に開かれた上映会を開催する予定。上映会やインターネットを通して表現することで、メディアリテラシーに対する考えを深めることを期待します。