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社会人基礎力育成プロジェクト2012春 企画実現力を身に付ける-報告

学生が日常生活の中で気になっていることに着目し、自分の問題意識として深め、その解決先を企画として構想・立案し、また受講生同士の対話を通して、その内容をブラッシュアップする、ということを講義やワークショップ、グループワークを通して行いました。

最初に、ちょうど第1回の授業オリエンテーションの翌日に開催された県立大学の学生による地域活動「近江楽座」の成果報告会を見学してもらい、他大学の学生の活動を見て、感じたこと、考えたことをレポート提出してもらい、授業内でも意見交換を行うことで、学生にできることに対するイメージと視野を広げることができました。

その後、各自がチャレンジしてみたいことについて、目的や目標を定め、必要な活動やタイムラインを検討し、企画書にまとめ、お互いにコメントし合いながらさらに内容を練り上げていく、というプロセスを体験しました。また、企画を実現していく上に必須となる情報発信力を高めるために、TEDなどの映像教材を使いながら、見ている人の心に訴え、かつ分かりやすいプレゼンはどのようなものなのか、を考えたり、ドットラボの松崎さんを講師に招いたソーシャルメディア活用の講習会なども開催しました。

最終回の授業では、履修者全員に「今/これから、やりたいこと」を3分プレゼンしてもらったことで、自分の問題意識を具体的な企画として提案し、実現につなげるまでのプロセスを体験することで、今後、学外でも様々な企画にかかわっていけるようになるための基礎となるスキルを身に付けていってほしいという授業の狙いを、いろいろと学生たちなりに考えて、一歩動き出してくれたことが伝わってきました。

presentation

この授業の履修を通して、各自の構想を練り上げていく中で、たとえば、履修直後に決まっている留学生活をより充実させたという学生や、学内の自主企画プロジェクトに応募し、継続的にチャレンジしていこうという学生も現れました。彼らの今後さらなる成長・展開を楽しみにしています。