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働き方探求プログラムin和歌山2012-報告

今年度の「働き方探求プロジェクト」の第2弾として、昨年9月の台風12号による河川氾濫で街が流された那智勝浦市の復旧支援者から学び、活動を体験するプログラムを企画しました。このプログラムは、公共政策や地域政策、地域福祉政策等の大学の専門教育へのステップとなる学びの機会として、学生が自らの素質を高め、社会的・職業的自立を図るために必要な能力である"就業力"の向上につながることを期待しました。

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平成24年2月13日(月)に、和歌山・那智勝浦災害復旧支援グループ 滋賀リーダーの十河勇一さんを講師に、事前研修ワークショップを開催。災害支援の心構えや現地 状況を伺い、意見交換をしました。バスツアーは、2月25日(土)~26日(日)に学生15名、教員、支援スタッフら20名が参加し開催しました。現地では、被災地復旧支援について、滋賀リーダーの十河氏からお話を伺い、「那智谷地区を復興させる会」の皆さんなど被災された方々からも、「激流が家の前を流れた。流されていく人に家のカーテンを投げて救出した」、「生きているだけで幸せ。大切に生きてください」、「海から数キロの地域なので、土石流だけでなく、海からの津波にも備えなければ」など、災害発生 時から今日までの復旧や将来のためにやるべきこと等のお話を伺いました。

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続く、活動体験では、地元の方とともに津波や洪水の際に避難できる経路の整備と排水溝に堆積した土砂・石等の撤去を行いました。鎌やスコップ、ジョレンなど普段あまり使ったことがない作業に苦労しながらも黙々と作業を行いました。

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参加した学生からは、「ひとりでも多くの人が避難路で助かればと願います」、「復興にはまだ時間がかかりそうだが、少しでも役に立てたのならうれしい」、「ぜひ今後もこのような機会に参加したい」と感想を述べていました。

学生の活動報告が京都新聞に掲載されました。
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