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就業力企業訪問「シマノ、自転車博物館」:報告レポート

20111015

訪問先

 自転車博物館サイクルセンター(堺市)

開催日

 2011年10月15日(土)10:00~18:30

タイムスケジュール

   10:00 大学バス停集合
   13:00 自転車博物館 到着
      中村博司氏のお話「自転車と歩んだ人生」
      中村氏の案内で、館内見学
      質疑応答
   16:00 堺 出発
   18:30 彦根 到着

参加者数

11名

内容

シマノが作った自転車博物館を訪問し、シマノで営業と宣伝を経て、現在は博物館の事務局長・学芸員として働く中村博司さんから、20世紀後半の自転車の技術的発展を支えたシマノが何を生み出したのか「ものづくり」の視点から解説し、またシマノで働いた経験から「自転車と歩んだ人生」を講演してもらいました。また、今年で創立90周年を迎えたシマノの歴史を12台の自転車で見せる特別展を見学しました。

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自転車博物館サイクルセンターに到着。外観にも自転車を思わせるデザインが...。

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まずは、事務局長・学芸員の中村博司さんからご自身のキャリアや、自転車利用促進の活動についてお話を聞かせていただきました。

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館内の展示室に移動して、シマノが創立から90年間、試行錯誤を重ねて形にした自転車の実物を見ながら、中村さんに解説していただきました。

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展示を見て疑問に思ったこと、興味を感じたことなど、車座になって、中村さんに質問しました。

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中村さんの自転車を触らせてもらい、その軽さとデザインのかっこよさに感動しました。

参加して印象に残ったこと(アンケートより抜粋)
・Iron will, Cool logicという言葉。
・自転車は自分の命を預けているものであること。
・これからの自転車社会について、中村さんが
はっきりしたビジョンを持っていたこと。
・生き残り、成長する企業に必要なことは何なのか。

講師プロフィール

 中村博司さん (自転車博物館サイクルセンター事務局長。学芸員)

立命館大学在学中から自転車競技に挑戦し、1970年に、全日本選手権ロードレース優勝。1972年(株)島野工業(現・(株)シマノ)入社。1973年にはプロチームのメカニックとしてツール・ド・フランス等に参加。帰国後は営業として国内の販売店を巡り、スポーツ車の発展に力を入れた。86年に宣伝に異動して、92年に開館した自転車博物館の展示とイベントに協力。96年からは博物館に出向して、自転車に乗る楽しさを広めてきた。主な著書に「大人のための自転車入門」「大人のサイクリングビギナーズ」など。毎日往復30kmの自転車通勤を26年継続している。