第3回 「UNDPとSDGs〜持続可能な未来への取り組み」
開催日 2018年12月7日(金)
講 師 国連開発計画(UNDP)駐日代表 近藤哲夫氏
内 容
12月7日(金)に、本学彦根キャンパスにて国連開発計画(UNDP)駐日代表 近藤哲夫氏を招聘し講演会を開催、大学生や一般市民など約30名が聴講しました。
講演では、「UNDPの組織」「SDGsとUNDPの取り組み」「日本でのSDGs達成度」のテーマでお話しいただきました。UNDPが国連システムの中核的な開発機関として世界約170の国で、「貧困の根絶」「持続可能な開発に向けての構造改革」「危機対応力の強化」の3つの重点分野で活動されていることや、Development(開発)はTake the potential out of People(人間の可能性を引き出す)であること、その結果として、世界で約300万人の新規雇用を創出したり、1億7千万人の新規有権者登録を実現していること、840件の環境保全プロジェクトを実施していること等について、ご自身の海外活動での経験を踏まえたくさんの事例をご紹介いただきました。
また、「なぜ今、持続可能な開発なのか」について、地球の上の様々な種がこれまで絶滅してきたし、私たちも絶滅の道を歩むかもしれない。その最大の理由は気候変動である。しかし、私たちは地球上で初めて自らの意思で絶滅を避けることができるかもしれない、そのための目標がSDGsなのだと、学生たちに向け力説していただくなど、大変熱のこもった講演会になりました。
講演後には大学生や参加者との交流機会をもっていただき、参加した学生からは国際機関で働くためのキャリアパスの考え方など、それぞれの目線で質問をさせていただくことができました。