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滋賀大経済 最前線 戸田さんからの報告

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戸田 卓宏(企業経営学科)
    2015年3月卒業 DENSOに勤務

地上最速格闘球技との出会い

イメージ  私の大学生活はラクロスという競技から始まりました。「地上最速格闘球技」と称されるこの競技のスピード感、迫力に魅了されたのがきっかけです。
 チームの方向性や戦術を巡ってチームメイトと激論を交わすこともありましたが、それ程にこの競技にのめり込んでいました。費やした時間は膨大でしたが、勉強やアルバイトの経験だけでは学べないようなこと、特に信頼関係の重大さに気付くことが出来ました。スポーツを通じて学ぶことは多いので、部活やサークル活動が充実した本学で是非チャレンジしてください。

机を離れ、実践の場へ 人生最大の挑戦


イメージ  私の人生最大のチャレンジは、休学をして決死の覚悟で挑んだ、アフリカでのインターンシップです。急成長を続けるアフリカ市場を自分の目で確かめたい、未開の地で自分がどこまでできるのか試したい、という思いからケニアでのインターンシップとボランティアに半年間参加しました。
 その中で最も力を入れた取組みは、銀行でのインターンシップであり、その業務の一環で行った、農村部の人々の送金方法を変革するというプロジェクトでした。最初は悪戦苦闘しましたが、工夫と改善を重ね、当初の目標を上回る結果を残すことができました。
 とはいえ、現地の水道水は茶色く、水の入手が困難であるなど、私生活は苦労の連続でした。日本とは真逆の生活で、精神的にもタフになれた気がします。私にとって忘れられない貴重な体験となりました。

将来の進路と夢

 内定先のDENSO(デンソー)での目標は、世界中の一流のビジネスマンと対等に渡り合い、海外市場を新規開拓することです。アフリカでの経験を活かし、どんな国であろうと独自のネットワークを構築したいと思います。また、機会があれば英語圏以外の国にも駐在し、3ヵ国語の習得にも挑戦したいと考えています。自身が成長し、日本の基幹産業である自動車業界に少しでも寄与できればと考えています。

アジアの勢いを感じた、マレーシア留学

 いつか海外で働くため、また日本にいても常に世界を意識する人間でありたいと思い、英語留学に力を注ぎました。そして、多様な人種の人々が英語を共通語として生活しているため、短期間で多くの文化に触れることができると思い、マレーシアに留学しました。学校では、1日5時間程度、ビジネス英会話、ディスカッションのクラスに出席しました。 しかし、期待に胸を躍らせて参加した最初の授業では他国の学生に圧倒され、まともに発言することができず、とても悔しい思いをしました。自分の無力さを実感し、猛勉強を始めるきっかけとなりました。3ヶ月集中して勉強した結果、スピーキング能力、リスニング能力ともに向上し、のちのインターンシップで必要な英語力の土台ができました。
 また何より、アジアの中心を担う、シンガポールとマレーシアを知ることができ、アジアの勢いというものを体感できたことが大きな収穫でした。

滋賀大経済の魅力

 本校の魅力は、海外日本企業研究やシンガポールスタディツアーといった滋賀大独自のプロジェクト科目を有している点です。海外日本企業研究では、コンサルタントや日系企業から現地に赴任されている社長、研究者から最先端かつ実践的な経済政策を学べます。
 過去の例ですと、「シンガポールの戦略と経済政策、シンガポール進出日本企業の戦略とリスクマネジメント」といった講義等を受講した後に、シンガポールスタディツアーで現地企業を実際に視察します。現地では日系企業の国際戦力やリスクマネジメントの実態について学べます。この科目は、アジアの中心地から世界の中心地に近づきつつあるシンガポールについて短期間で、集中的に学べる、大変魅力的な科目となっています。