事業内容 | 経済学部附属史料館

１．史料の調査・収集

対象史料は中世から近・現代におよぶ主に滋賀県下の商業史料・村方史料・町方史料などであり、自治体史編纂室、学内外研究者、古書目録等から所在情報を得て調査・収集を行う。

寄贈、寄託の申し出のあった史料について、寄贈の場合は史料評価委員会において評価の上、備品として受け入れの手続きをとり、寄託であれば使用貸借契約を結び受託する。また、古書店等からの購入も行う。

搬入した古文書は１点ごとに表題を与え、年代、内容に即して分類し、目録を作成する。その際簡単な補修も行う。古文書にはラベルを貼付し書庫に配架する。また、文化財害虫のモニタリングや新規搬入史料・民俗資料に対する燻蒸を実施し、虫菌害から守るよう努める。

史料館収蔵史料の目録を刊行し、史料の公開に努める。また主要な史料（中世文書等）の翻刻を行う。

本学教員・学生は随時史料の閲覧を認め、学外者については週３日（月～水）の閲覧を受付ける。展示は常設展示を通年、企画展を年２回（春・秋）開催する。

本学教員及び学外研究員による共同・個人研究を行う。

収蔵史料を利用しての研究論文等を『研究紀要』に発表し、これを年刊誌として刊行する。