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民俗資料紹介

当館収蔵の民俗資料は、古文書の収集に並行して寄贈・寄託を受けたもので、約1000点を数える。内訳は行政(高札等)、経済(含藩札等)、宿駅、度量衡(秤・枡等)、商業、手工業製品(武佐墨・湖東焼等)、農具、生活民具、信仰、教育に粗分類されるが、ほかに彦根高等商業学校、滋賀大学関係の資料も収集・保管している。
松前渡海船絵馬 寛政8年 松前渡海船絵馬 彦根市柳川町の豪商建部七郎右衛門が船を新造した際、航海の無事を祈願して氏神大宮神社に奉納した船絵馬。描かれている韋駄天丸、自在丸の2艘の帆船は松前との交易に従事していたものである。


琉球貿易図屏風 19世紀 琉球貿易図屏風 秋に中国に向かった進貢船が春に帰港し、それを迎える那覇港のにぎわいを描いている。琉球、薩摩の種々の船が見え、「唐物方」の幟を掲げた和船は薩摩が中国貿易に深く関わっていた事実を示している。2001年に全面的な修復を行い、下貼文書を通して制作年代推定への手がかり、薩摩藩が制作に関与していた可能性などが明らかになった。

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