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令和4年度企画展のお知らせ

彦根高商創立百周年記念「100年に向かう学知と人材育成」


会  期:10月11日(火)~11月11日(金)

開館時間:9:30~16:30

休 館 日 :土・日・祝日(ただし、10月22日・29日・30日は開館)

場  所:滋賀大学経済学部附属史料館 1階展示室

関連講演会:10月22日(土)13:30~滋賀大学講堂ホールにて

      「高商歴史―その研究と史料」講師:阿部安成(本学経済学部教授・当館館長)

そ の 他:観覧無料

※観覧に際し、展示室内の人数によっては入場制限をする場合があります。あらかじめご了承ください。

※事前予約の必要はありませんが、基本的な感染症対策(マスクの着用・手指の消毒・検温等)にご協力ください。


 本学経済学部の前身である彦根高等商業学校は、大正11年(1922)の勅令によって文部省直轄学校として誕生しました。それから100周年を迎えた今年度の企画展では、「学知」と「人材育成」をキーワードとして、彦根高商の歴史を振り返ります。

 文部省直轄の高等商業学校は、1880年代から1920年代にかけて各地に設置されました。これとほぼ重なる時期のヨーロッパでは、ベルギーのアントウェルペン(アントワープ)高等商業学校の創設(1852年)をはじめとして、各国で商業教育が組織的に展開しています。また日本政府は内地の13校のほか、植民地とした台湾・朝鮮、そして租借地の大連にも高等商業学校を置きました。戦前日本の商業教育は、世界史の中に位置付けて考える必要があります。

 彦根高商では、どのような研究活動(学知の追求)と教育(人材の育成)が行われ、生徒はどのように就職していった(人材の輩出)のでしょうか。本展では、研究と教育については校長・教官の著作や学内刊行物から、就職動向については当時の新聞記事や就職先となった企業名の一覧などから見ていきます。

 さらに今回は、陵水会館についても特集します。陵水会館が陵水会の記念事業として建設されたのは、彦根高商開学15周年に当たる昭和13年(1938)のことでした。陵水会館はヴォーリズ建築事務所による設計で、同窓会事務室のほか教官研究室や学生の集会ホールも備えた施設として建設されました。平成9年(1997)には国の登録有形文化財に指定され、令和3年度からの耐震工事もようやく完成し、以前と変わらない瀟洒な姿を見せてくれています。

 今回の展示を通じて、高商での研究と教育に懸けた教官たちの思いや、社会に羽ばたいていった生徒たちの意気込みなどを感じていただければ幸いです。

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お問い合わせ  滋賀大学経済学部附属史料館
         〒522-8522 滋賀県彦根市馬場 一丁目1-1
         TEL/FAX 0749-27-1046
          E-mail:shiryo@biwako.shiga-u.ac.jp

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