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金原 康平(社会システム学科)
    2016年3月卒業 株式会社大林組に勤務

山に魅せられて~体育会ワンゲル~

イメージ  私は学生時代、体育会ワンダーフォーゲル部に所属していました。小学校から高校までサッカー部に所属していましたが、幼少期に父親に連れられ、地元九州の山に登っていた経験もあり、大学からは新しい挑戦として登山を始めました。
 滋賀大学ワンゲルの活動は、ただ楽しく山に登るというものではありません。皆がそれぞれに役職を与えられ、その仕事を全うし、「無事下山・コース完遂」を目指します。私は3回生の8月に、11泊12日の「北アルプス縦走登山合宿」でCL(チーフリーダー)を務めました。

イメージ  合宿では6人のパーティーで隊列を組んで3,000m級の山を登り、1つのテントで寝食を共にします。重い荷物や、刻々と変化する天候、メンバーの心身の状態など、ストレスが大きく、衣食住が制限される生活で肉体的・精神的に過酷なものでした。その中でも、CLは「メンバーの命を預かる」という非常に責任の大きい役職です。どんな状況であっても、パーティーの安全を第一に考え、冷静な判断を下さなければなりません。また、信頼関係が非常に重要になる中で、チームで支え合うことで困難を乗り越えることの難しさというのも痛感しました。私はこのワンゲルの登山経験から忍耐力、挑戦心、判断力、決断力など多くを学び、身につけることができました。
 高校までとは違い、大学の部活動では、幹部として学生だけで部の運営をします。私は主務として部の運営に携わりました。行事の司会進行、コンパの幹事、その他雑務など裏方として仕事をするということが多くはありましたが、「主務が止まれば部活が止まる」という言葉を胸に、役職の重要性を常に考えて仕事にあたることで部を支えました。
 体育会系、文化系、あるいは部活に入っていなかった学生など、自分とは異なる価値観、バックグラウンドを持った人と活動ができたことは、非常に良い経験になったと感じています。

BBQゼミとの出会い

イメージ  滋賀大学経済学部は、国立大学で最大規模の総合経済学部であり、経済学・経営学を学ぶのに非常に適した環境が整う大学です。学科の枠にとらわれることなく様々な講義の履修が可能です。私自身も社会システム学科でありながら、講義で経営学に興味を持ったため、企業経営学科のゼミに所属しています。
 私の所属するゼミでは、経営戦略、企業統治および地場産業、地域産業についての研究をしています。インター大会に向けた研究、プレゼン部門への参加だけでなく、夏合宿や日々の飲み会、バーベキューなど、何に対しても全力で取り組む「よく学び、よく遊ぶ」ゼミです。非常にメリハリをつけたゼミ活動ができたと感じています。

私の就職活動

 この時代、社会から求められているのは、やはり「グローバルな人材」であると私は考えます。留学したい、語学を身につけたいという気持ちで大学に進学する方も多いでしょう。しかし、大学生活は留学が全てだとは思いません。もちろん時間と金銭的余裕がある人は行くに越したことはありません。学生生活の大半を体育会の部活に捧げる人、金銭的に余裕がない人は、留学経験にも引けを取らないような強みを見つけてはどうでしょうか。英語も話せず、海外経験がない私は、そういう想いで就職活動に臨みました。
 部活動での登山と幹部の経験から「社会の基盤を支える仕事」、「スケールの大きな仕事」、「働く中で大きな達成感を味わえる仕事」の3点を軸に就職活動を行いました。
 内定を頂き、入社を決意した株式会社大林組は、日本のスーパーゼネコンです。日本を代表する建設会社の一員として、スケールの大きな仕事を通じて、国の発展の一端を担いたいと思います。

受験生に向けて

 大学では自分の「選択」が非常に大切になります。部活動、サークル、ゼミ、アルバイトなど、自分の選択によって、多くのつながりを作ることが可能です。私自身もワンダーフォーゲル部だけでなく、他部活の主将・主務、体育会本部役員、サッカーサークル、ゼミ、アルバイトなど、様々な「つながり」を持つことができました。
 滋賀大学には、学生の挑戦を支える環境が整っています。皆さんを人間的に大きく成長させるのは、皆さん自身の選択次第です。是非、自分磨きに全力で取り組んでください。