地域活性化をテーマに新たな商品やサービスを開発する起業体験プログラムとして、NPO法人Startup Weekendのコーディネートで開催しました。地域活性化につながる商品やサービスを考えるプロセスを通して地域資源への理解を深めるとともに、社会人も参加するこのプログラムは学生にとって社会人の仕事のスピード感や考え方を経験できる絶好の機会になりました。

初日はアイスブレイクとしてミニゲームを行なった後、参加者が自分のアイデアをプレゼンテーションして一緒に活動する仲間を集めるアイデアピッチを経て6チームが決定しました。2日目には外部指導者がメンターとして入り、チームにアドバイスをするメンターセッションと顧客ニーズ調査を行いました。最終日は、最終プレゼンテーションに向けて大詰めの作業を行い、午後５時から審査員を迎えての最終プレゼンテーションを行い、優勝チームを決定しました。今回優勝したチーム「ビワイチ」は、琵琶湖一周のサイクリングを計画している人をターゲットに、万が一の事故時に自転車というより"旅そのもの"に対する救援サポートを担保することで計画時の不安を取り除く、低価格の安心保険サービスを考案しました。

審査員からは全体講評として「ここでしかできない、滋賀でしかできない、彦根でしかできない、それがもしかしたら逆流して広がるかもしれないという、可能性を秘めたものがあったような気がします」「「とにかく出来るところからやってみる」というのは本当にすごく大事だと思いますし、そういうことをやると、自分にとって見える世界も変わるし、そういう人たちが世界を変えていくと思う」「「書を持って、町へ出る」。頭の筋肉も鍛えて益々頑張ってください」などのコメントをいただきました。滋賀大学では2回目の開催で前回を大幅に上回る44名の参加がありました。全体の6割が大学生、社会人が4割でお互いの相乗効果も大きくできれば継続的に開催したいと考えています。