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就業力セミナー「今、必要とされるグローバル人材とは?」報告

多くの企業にとって、これから市場となっていく新興国で活躍できる「グローバル人材」の育成は喫緊の課題となっています。これまでのような先進国のやり方が通用しない中で、どのように、その国の文化や価値観を理解し、現地の人々を巻き込みながら、新たな価値を創っていくことができる人材となっていくのか?そんな問題意識のもと、先進国のビジネスと新興国のNPOを結びつけた「留職」プログラムを展開しているNPO法人クロスフィールズの小沼大地さんをお招きしました。
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大学時代のこと、青年海外協力隊としてシリアに派遣されていたときや、経営コンサルティング会社での経験についてなど、独立して起業するまでのプロセスを(挫折経験も含めて)お話いただきました。学生にとって年齢の近い講師だったこともあり、後半の質疑応答では、進路やサークル運営などについて様々な質問がありました。
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参加した学生からの感想:
・小沼さんの20年後の日本のあり方に対するビジョンが印象的でした。やりたいことを働きながら実現する社会、私もそういった社会の実現に向け、もうアクションを踏み出していきたいなと思いました。
・「組織になじむのが怖く、3年でやめると決めていた」というのがすごく印象的。楽な方へ流れてしまう自分を律する強さがあるのだと思い、見習いたいと思った。
・様々なバックグラウンドをもつ同世代とディスカッションしたり、考えをシェアできて、とても面白かった。
・現在ぼんやりとした中での就職活動をしていたのですが、ワクワクするものがあるということを大切にしていかなくてはいけないと、基本的なことを認識することができた。

講師 小沼大地氏(NPO法人クロスフィールズ代表理事)


一橋大学社会学部・同大学院社会学研究科修了。青年海外協力隊
(中東シリア・環境教育)に参加後、マッキンゼー・アンド・
カンパニーに入社。2011年3月、NPO法人クロスフィールズ設立のため
独立。会社員時代より社会貢献活動に関心を持つ社会人向けの
コミュニティCompassPointを主宰し、これまでに800人を超す
参加者を集める。世界経済会議(ダボス会議)のGlobal
Shapers Community(GSC)ジャパン2011に選出される。
参考:NPO法人クロスフィールズのHP