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社会人基礎力育成プロジェクト2015秋 感覚を育てる-報告

このプロジェクトは,これまでのインプロと呼ばれる即興表現を活用した授業に加えて,アイマスクを使ったワークショップや視覚障害者さんとのワークショップを交えました.授業のねらいは,主体性・コミュニケーション力・プレゼンテーション力の基礎である五感を育て鍛える.視覚を使わずに見ることの理解と実践.円滑なコミュニケーションで必要な「Yes,and」の理解と実践.視覚障害の理解です.学生間の学びあい,関係性の構築を重視するなかで,PBL型プロジェクトへの導入になると同時に,学年を超えた幅広い関係づくりもねらいの一つとしました.
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授業は1年生から4年生の33名が履修し,学生間のコミュニケーションを円滑にするワークショップや即興による自己表現を繰り返し練習しました.また,全員がアイマスクを着用した状態で,教室内を歩きまわったりイスを並べたりして触覚を意識し,ディスカッションでは聴覚を意識し,数種のクッキーで味覚を再確認したりしました.

授業後半は,滋賀県視覚障害者協会さんの協力を得て点字を制作し,大学内施設に貼り付けました.そして,実際に視覚障害者さんを大学に招いて,点字の正誤チェックを兼ねた学内ツアーを開催し交流も図りました.

学生からは「一日に一度はマインドフルネスを意識したい」「全力でやれば楽しい」「観客・聞き手を巻き込んだ演出ができると良い」「受けてもらいやすいものを投げる(発信)することが大事だ」「リードよりもフォローが大切なんじゃないか」などの感想を得ました.
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これまでのインプロコミュニケーションの授業プログラムを,「感覚」,特に視覚を閉ざした四感を意識する授業として再構成しました.即興表現と視覚障害者さんとのワークショップの接続に懸念がありましたが,毎回の授業のなかで前半をアイマスク,後半を即興表現の時間と設定したことでほぼ順調に進めることができたと思います.

点字制作・視覚障害者さんとのワークショップは,学生・障害者さんともに好評で,次回以降も継続を希望する声がありました.障害者への合理的配慮が求められる時代になり,今回の取組みが一つのきっかけになることを期待しています.