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社会人基礎力育成プロジェクト2015春 伝える力を鍛える-報告

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人前で自分の意見を積極的に分かりやすく伝えたり,人の心に訴えるようなプレゼンをしたり.就職の際に企業が学生に求める力の第1位として何年にもわたり「コミュニケーション能力」を挙げられる一方で,伝えることが苦手だと思っている学生はますます増えているようです.そこで,本プロジェクト科目は,実際に対話やプレゼンなどの実践を通じて,失敗しながら,お互いに学び合いながら,自分の意見を捉え,伝えていける力を鍛えていくことを目的に実施しました。


最初に取り組んだのは,「意見を伝えること」です.いくつかのニュースを題材に,それぞれがどんな意見を持つのか,なぜそう思ったのか,を掘り下げて伝え合っていくことで,自分の考え方の個性に気づく練習をしました.また「6色の考える帽子」という手法で,普段の自分とは異なる視点を理解したり,議論が膠着したときに足りない視点を考えたりする練習も行いました。


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続いて取り組んだのは「よいプレゼン」について.それぞれが考える「よいプレゼン」とはどんなものなのか,自分がプレゼンをすることについてどんな悩みを抱えているかを棚卸しました.それを踏まえて,TEDプレゼンテーションを題材に,自分の心に響いたプレゼンを選んできて紹介しあい,そのプレゼンのよいと思ったところをどうしたら自分のプレゼンに取り込んでいけるかということを議論しました. その他にも,伝える内容をもっとわかりやすくするために,「具体と抽象」の度合いを意識して調整するトレーニングをしたり,短時間で的確に伝えるために,エレベーターピッチの練習をしたり,ストーリーテリングを生かした伝え方を学んだりと様々な側面から鍛えていきました。


変化/成長は自覚しにくいものかもしれませんが,最後のふりかえりの時間には,「自分で伝えるだけでなく,他の人の話を聞いてそれをフィードバックすることが,すごく学びにつながった」「今まではあまり意識して伝える機会がなく慣れていなかったので苦手意識があったけれど,授業の中で伝えざるをえない状況を何度も経験して,だいぶ自分の意見を言えるようになった」などのコメントが学生からはありました。 あまりうまくいかなくても「伝える」場数を踏んでいくことが大事だと感じました.少しずつ慣れて度胸がつき,また自分がいいと思った他の人の伝え方を真似しようと意識することでさらにうまくなる,という相乗効果が印象的でした。