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社会人基礎力育成プロジェクト2015春 滋賀のソーシャル・ビジネスに学ぶ-報告

20世紀における利益至上主義型の企業経営から、21世紀は社会的利益を考慮した「企業の社会性」を基盤とした新しい企業経営スタイルが広まりつつあります。「社会貢献に興味がある」という学生も増えていますが、そうした働き方の実情を知らずに考えているだけの学生も多いようです。金儲けだけではなく、ボランティアだけでもない、滋賀県内で注目の「ソーシャル・ビジネス」を実践している/しようとしている方々にお話を聞いたり、実際に現場を訪れて体験とフィールドワークをすることで、営利組織における「社会性」への向き合い方、そして非営利組織における「事業性」の高め方を合わせて学ぶことで、これから自分の働き方を模索していく学生にとっての視野を広げることにつなげたいと思い、本プロジェクト科目を企画しました。


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今回は環境・子育て・福祉をテーマとし、それぞれ、株式会社油藤商事の青山裕史さん、株式会社AsMamaの北林美沙子さん、TeamCoccoriの市田恭子さんにゲスト講師をお願いしました。プロジェクト前半の4月から5月にかけては、事前学習とゲスト講義を組み合わせ、それぞれがどのような立場でどのような課題を解決するためにどのような事業に取り組んでいるかをお話していただきました。その後6月の1か月間は、受講生26名が3グループに分かれて、与えられた課題(以下)の解決のために試行錯誤を重ねました。(→は取り組みの結果)


<環境:油藤商事・青山さんからの課題>
女性向けのフィットネス・カーブスを滋賀県内で
展開している会社の社長に、廃油の回収(箱の設置)を提案する
→ 三方よしを軸としたプレゼンをした結果、設置OKとのお返事。
追加提案として、廃油回収をスタッフがお客様に勧めやすくなるように
油と健康に関する参考データもまとめてお渡しした。


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<子育て:AsMama・北林さんからの課題>
彦根のお母さんたちにPRして、7月2日午前に開催する
AsMama/子育てシェア説明会への集客と当日運営を担う。
→ 彦根市内のスーパーマーケットや子育て広場など様々な場所で
チラシを配りながらPRを行った。説明会には10組の親子が参加され、
学生のPRがきっかけとなった人も2名いらっしゃった他、今回は
不参加だったがAsMamaの取組に関心を持つ人たちを発掘することができた。


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<福祉:Team Coccori・市田さんからの課題>
能登川にある福祉作業所の店舗「エクレレ」にて
8月に販売するスペシャル・エクレアを企画・提案する。
→ 障がい者が経済活動に加わっていくことの意味を考えつつ
顧客ターゲットやストーリーを絞り込みながら、夏らしい
エクレアのアイディアを練り上げていった。最終的には、
「沖縄」と「花火」をテーマとした2つのエクレアを提案し、
8月の限定販売に向けて、引き続き検討中・・・。


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実社会での課題に取り組む難しさもありましたが、それまで知らなかった学生同士でチームを組み、時間割の異なる中でうまく協働作業を進めていくことに苦戦したという学生が多かったようです。そんな中でも、弟子入りさせていただいたゲスト講師の考え方やあり方に直接触れることで、仕事をしていく上で大切な考え方を吸収したり、メンバー間のやる気や使える時間の差がある中で、どのように率先してチームワークを進めていくか、など、それぞれに学びがあったようです。