藤原　悠太郎　（経済学科）
　　　　2024年3月卒業　川崎汽船株式会社に就職

最弱からの挑戦

　大学ではアメフト部に所属し、4年次に主将を務めました。3年次にリーグ最下位を経験し、全員で悔し涙を流した日から、チーム再建に向けて仲間と共に試行錯誤を繰り返しました。
　苦難の連続でしたが、仲間と共に駆け抜けた主将としての１年間は、私の人生を支える経験となりました。

夢への一歩

　3年次からは、財務のゼミに所属し、グローバルな問題意識も鍛えました。ゼミでの活動から、新興国のビジネスに興味を抱き、部活動引退後にケニアでのインターンシップに取り組むことを決意しました。
　ケニアでは、果物加工会社でドライマンゴーの販売とマーケティング業務に取り組みました。劣悪な環境や日本との文化の違いに苦しむこともありましたが、日々、現地の人々の温かさに触れ、売上目標も達成することができました。

　未知の環境に飛び込んだインターンシップは、全てを学び全てを吸収する、そんな経験となりました。

進取の気性

　私は、大学時代多くの挑戦をしてきました。大学から始めたアメフト、リーグ最弱と言われたチームで務めた主将、コロナ下で挑んだケニアでのインターンシップ。多くの失敗を重ねましたが、今では一歩踏み出してよかったと思うことばかりです。
　私の就職予定先である川崎汽船株式会社は、「進取の気性」という言葉を大切にしています。従来の慣習に囚われず、新しい物事に果敢に挑戦することを理想に掲げています。この言葉を胸に、海運業を通じて世界の新常識に挑み続けたいと思います。

　最後に、滋賀大学は数多の選択肢、挑戦できる環境、後押ししてくれる仲間で溢れています。躊躇なく挑戦し、振り返った時に最高だったと思える大学生活を送ってください。