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滋賀大経済 最前線 中村さんからの報告

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中村 勇樹 (企業経営学科)
    2024年3月卒業 NTT都市開発に就職

パンデミックに打ち勝った学生生活

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 大学ではハンドボール部に所属し、「2部リーグ昇格」をチーム目標に活動していました。しかし、コロナ禍の影響で公式戦は全て中止になったため、リーグ昇格の目標には最後まで挑戦することさえ叶いませんでした。中止の連絡を聞く度にチームのモチベーションは下がりましたが、辛いときこそユーモアを大事にして、仲間とともにひたすら練習に打ちこみました。腐らずに練習に励んだ結果、2部と3部のチームが集結する非公式大会で、地道に磨いた技術と結束力を発揮して、体格も技術も格上の2部チームに2連勝を挙げ、ベスト4まで進出することができました。未曾有のパンデミックをチームで乗り越え、成果を出した経験は、私にとって一生の財産です。
 また、3年次からのゼミでは、財務諸表分析と企業価値評価の手法を研究し、実戦での問題解決に応用できる専門性を鍛えました。さらに、ゼミ長を務め、20人の仲間とともに日夜議論を重ね、財務の専門性だけでなく、グローバルな問題意識や徹底的に考え抜く力を身につけました。

夢を叶える第一歩

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 高校時代にSDGsを学んだ経験から、将来の目標を国際的に活躍することと定めたものの、これまでの人生で海外渡航の経験はありませんでした。そこで、大学在学中に海外インターンシップに挑戦することで、土台を鍛えようと思いました。渡航国はコロナ禍や国際情勢を鑑みて、多民族国家のマレーシアと、ビジネスの機会溢れるタンザニアの2カ国に決めました。
 マレーシアのインターンでは、留学エージェントの企業で世界中の依頼人と現地の学校の橋渡しを務めました。仕事に対する価値観の違いに振り回されることも多々ありましたが、現地の同僚とタッグを組み、あらゆる課題を解決しました。
 タンザニアでは、日用品メーカーで工場長を務めました。製造工程全体の生産性の向上が任務でしたが、工員間の能力差と文化面の衝突に苦労しました。さらに、工場の停電や虫の大量発生が頻繁に発生し、安定した生産が難しい状況も起きました。そんな中、全工程管理シートの導入や、生産方針を定めてコミットした結果、生産目標を達成できました。これら1年に及ぶインターンシップを通して、どこでも生きていけるという自信を手に入れました。海外での経験を踏まえて、卒業後は不動産デベロッパーの仕事でグローバルな課題の解決を目指します。

受験生に向けて

 大学生活の4年間は、大きな飛躍を遂げられる可能性を秘めています。そして、滋賀大学には、皆さんの夢や目標の達成をサポートする環境が整っています。本学で出会った仲間たちと切磋琢磨し、多くのことを学んでください。